2012年6月3日日曜日

まちづくり協議会の発足

5月末から、各地域のまちづくり協議会(ふるさと未来会議)の総会へ。 平成17年に市町村合併をしてから、小学校区単位で、厚生地区と小俣地区がモデル地域としてスタートし、沼木地区、明倫地区と立ち上がり、神社地区の協議会がスタートしました。 現在、伊勢市内24小学校区のうち、6つの地域の協議会が立ち上がり、それぞれの地域の課題解決に取り組んで頂いています。  防災対策一つにとっても、同じ伊勢市でも地域によって必要とされているニーズは異なっていることも多く、沿岸部では津波対策、山間部では土砂災害対策、市街地では避難者の受入など、どうしても画一的にならざるを得ない行政サービスとは違い、きめ細やかな対策を進めて頂いています。 まちづくりは、その地域の町を良くしていくことだけではなく、人づくりと国づくりにも大きくつながっています。 地域との恊働により、私も市役所職員も現場の感覚を肌で感じ成長し、地域のまつりや挨拶運動などで、未来を担う子どもたちの郷土愛が育まれている姿も見えています。 また各地域の取組みが他市からも注目を浴び始めています。  インターネットの普及により、地域の取組みの情報発信を即座に出来て、同じ課題を抱えている地域がキーワードの検索ひとつで、多くの成功&失敗事例のヒントを得ることが出来て、かなりの時間を短縮することが可能となっています。 18世紀イギリスの産業革命が日本に伝わるまで約100年という年月が必要でしたが、この時間コストの削減により、地域のまちづくりの取組みが広がりやすく、国全体に伝播していっています。産業革命から、まちづくり革命へ。 地域と行政がしっかりとスクラムを組んで、まちづくり、ひとづくり、くにづくりを進めていきたいと思います。