2012年4月26日木曜日

news

【全米桜まつりへ】 4/9~4/16まで全米桜まつりへの参加でワシントンDCへ。伊勢市とも縁の深い尾崎行雄氏が東京市長時代に米日間の交流を深める為に、桜を贈ってから100周年ということで、NPO法人咢堂香風、ハナミズキの女王、三重県、伊賀市の忍者パフォーマンスの阿修羅の皆さんとともに式典等に出席しました。 ワシントンDCの市長、日本大使館への表敬訪問、全米桜の女王の認定式など公式行事が立続けでしたが、何度かスピーチの場を頂くことができたので、伊勢市、式年遷宮のPRとともに、東日本大震災でアメリカの市民、政府、軍に支援して頂いたお礼を伝えることが出来ました。 ご同行いただいた皆様、また現地でお世話になった方々に感謝いたします。 【伊勢市駅前のリニューアル】
自転車置き場など一部リニューアルが始まっていますが、来年の3月頃を目標に駅前のリニューアル工事が始まります。 宇治山田駅前のリニューアルと同様に、一般車両が使いやすく、バリアフリーの観点もしっかりと取り入れていきたいと考えています。 【新しい企業の進出】
県営サンアリーナ隣接の企業団地「サンサポートスクエア」に新しい企業の進出が決まりました。乳製品や惣菜などを作っている株式会社利八屋様です。 利八屋様のご購入により、同団地の分譲は約65%、分譲価格としては合計約6億1700万円、(予定新規雇用は合計約100名近く)決まりました。 ご購入いただいた企業様、関係者の皆様に深く感謝申し上げます。 震災後、高台への希望が増えていることが大きな要因ですが、今後も企業誘致とともに、企業様のサポートも考えていきたいと思います。 またこちらの市有団地の隣接地には三重県所有の企業用地、他、オーダーメイド方式の企業用地もご用意していますので、ご関心のある方はお気軽にお問い合わせください。

2012年4月4日水曜日

がれきの受入論議について。

ここ最近は通常の業務に加えて、被災地のガレキ受入のことで色々と議論をしています。 三重県内、全国でも賛否の分かれるテーマですが、まだまだ安全面の確保というものが見えてきません。


被災地のガレキ処理については、政府(環境省)が積極的に都道府県に申入れをして、その後、都道府県と市町村が協議をして、受入れるかどうかを話し合っていますが、どうにも「受入」ありきの議論に進みがちで、安全面の確保が不透明なのが現状です。


放射能の影響をまったく受けていないものであれば、何ら問題はありません。 しかし、原発事故発生後の放射線量の数値は日本の大部分の地域で通常よりも上回っていたことは事実として残っています。 そのような中で、放射線の影響を受けていないガレキというのが、そもそも存在しうるのか疑問が残ります。 


受入れるゴミ焼却場においても疑問が出てきます。 バグフィルターが本当に放射性物質の除去を可能としているのか? メーカーの補償を取り付けることができるか? 放射能を吸着したバグフィルターの修理は誰がするのか? 万が一の時、地域住民はもちろんのこと、担当する職員の健康管理は国が責任を持てるのか?


政府の言う「安全」の根拠が分かりません。 被災地、被災者を助けよう、サポートしていこうと言う気運づくりは必要ですが、ガレキのことについては、安全面の根拠を固めていく必要があると思います。 現在の疑問だらけのまま、ガレキの広域処理を進めていくことは、かつて、原子力発電所は絶対に安全だから。と言って進めてきた手法と同じように感じられてなりません。


そしてガレキ問題と同時に、放射能の影響を受けている方々に対する健康管理のサポートを早急に構築していく必要があります。 先日、伊勢市に避難されてきているお母さんたちと意見交換をする機会をいただきましたが、報道には流れない現地のお話を聞き、本当に胸の詰まる思いをしました。


被曝検査については、尿や血液検査、エコー、ボディホールカウンターなどがあるそうですが、どれも保険診療の対象となっていなくて、自主的な検査では数万円以上の費用が必要となっているそうですが、福島県の避難計画区域以外の住民に対して被曝検査をする予定がまだまだめどが立ってないようです。


三重県の市長会でもガレキ受入の検討が始まっていますが、どうも外堀から埋めようという動きがあるように感じてなりません。 現在、伊勢市では受入の考えは持ち合わせていません。 市民の安全を第一に考え、被災地の支援を続けていきたいと思います。