2010年4月5日月曜日




昨日は第55回神宮奉納大相撲大会が神宮会館の相撲場で開催され、大会の役員として出席してきました。 席が土俵の目の前ということもあって、迫力満点でした。 何よりも横綱白鵬関の四股を踏む姿はさすがで、呼吸を入れるたびに顔が紅潮し、上半身も熱気を帯びてくる姿が印象的でした。 25才の横綱に負けないよう、自分自身も精進していきたいとあらためて気合いが入りました。


今日は食生活改善協議会の総会があり、180名近い会員のみなさんの前で挨拶をさせて頂きました。 昭和40年代に当時の厚生省から委嘱を受けて活動を続けて頂いていますが、現在は高齢化もあり、できることを。。。と会長さんからお話を頂きましたが、「食と健康」の重要性は、高齢化社会を迎えるこれからが本番であり、今後もさらにご尽力頂けるように、あらためてお願いをしました。


また毎年恒例の神宮奉納花火大会の会議もあり、特に今年は宮川の河川改修により、会場のレイアウトが変更されるため、特に安全面についての協議が中心となりました。 この花火大会は伊勢市の負担もありますが、主には個人や企業さんからの協賛金があって成り立っている大会なので、ぜひとも皆様のご支援をお願いしたいと思います。 記念Tシャツの販売、協賛うちわなど、企業さんのPRにもつながるものもありますので、ぜひよろしくお願いしますm(_ _)m


あと夕方に部長、課長の方々への訓示があり、将来の伊勢市の姿をつくるために、まずは人口減少、高齢化を迎えるにあたっての準備が必要であることのお話をさせて頂きました。 伊勢市の20年後の2030年には、人口が20%減少し、11万人台となります。そして65才以上の高齢者が23%〜35%台へと大きく変わります。


人口減少、高齢化を悲観的に思っていても、何にも前に進みません。 近代国家となって初めての出来事を前向きにとらえて、将来に向けての準備をひとつひとつ実施していく、そしてそのためにも正確な情報の収集と分析が必要であることをお話ししました。 そして市内の中でも二見町の光の町のように高齢化が5%台の町もあれば、すでに35%を超えている町もあり、きめ細やかな情報にそって、対策を考えていくことを伝えました。


職員の方も、このブログを読んで頂いている方が多くいると思いますが、街の人口減少、高齢化。というと、すこし分かりにくいかもしれないので、20年後の自分の年齢、家族の年齢、ご近所さんの年齢を書き出していくと、すこしイメージが湧きやすくなってくると思います。 そのときの暮らしの光景を思い浮かべながら、ひとつひとつノートに書き出していくことから始めて頂きたいと思います。


また市役所が行っている仕事の公共サービスの原価計算をしていくこと。 このことについても、将来の伊勢市を作る上では最低限必要なこととして、情報戦略局を中心に進めていく考えを示させて頂きました。 今行っている公共サービスが果たして、必ず市役所がやらなければならないかどうかを判断する「物差し」として必要であり、また将来必要とされる公共サービスが「いくら税金が必要となってくるのか」将来の財政運営をする上でも、必要経費を計算し、そしてそのことを分かち合うことを進めていくことが必要です。



そして、今日の夜、聴覚に障害のある方々との意見交換をさせて頂きました。 特に緊急時における情報格差についてのご要望を頂きましたが、まだまだ改善できるところがたくさんありました。 市役所でできることはひとつひとつ取り組んでいきますが、市内のコンビニやスーパー、飲食店さんにおいて、コミュニケーションがちゃんと取れずに辛い思いをされることがたくさんあるそうです。 そのためにもコミュニケーションボードというものの活用で、お互いの考えのギャップを埋めることができるそうなので、またご紹介させて頂きたいと思います。


明日からはターミナル施設の方向性に関する意見交換会をスタートしますので、お時間のある方はぜひお越し下さい。 明日は午後7時30分から「いせトピア 多目的ホール」です。



伊勢市長 鈴木健一 

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kenichi980(あっとまーく)hotmail.com