3月11日に発生した東日本大震災において、東北・関東地方は甚大な被害を受けました。
市民や企業の皆様から多くの義援金や支援物資をいただき、本当にありがとうございます。
義援金 2434万8435円(4月13日現在)
地震が発生した当日から、伊勢市からは消防隊員が36人、伊勢病院の医師・看護師・事務職員が8人、
現地へ向かいました。 また、被災者の受け入れとして市営住宅を開放したり、食物アレルギーがある
被災した子どもたちへの物資の支援など、伊勢市が「日本人の心のふるさと」と名乗るのにふさわしい
被災地への支援に取り組んでいます。
そして、伊勢市でも東海・東南海地震に備え、早急な取り組みが必要です。
市では、市内の防災体制強化の取り組みとして、4月1日から防災行政無線をリニューアルしました。
これまでは拡声器だけでしたが、メールやファクスでの配信、電話での確認など、情報を提供する手段を
充実させました。木造住宅の無料耐震診断などの事業もぜひご活用ください。
また、特に年間880万人を超える観光客の皆さんに対しても、安心・安全な体制をとるために、
伊勢商工会議所とも連携しています。
福島県における原子力発電所の震災事故については、国内外に大きな影響が発生しています。
これまで安全・安心といわれていたものが、崩れてしまいました。
そして、福島から200㎞も離れた東京都や千葉県の水道水が、
乳児の飲む基準を超えるといったことにまでつながりました。
伊勢市内には原子力発電所はありませんが、約130㎞離れた静岡県の御前崎市に
浜岡原子力発電所があります。今回の震災事故の状況を見ますと、万が一のときには、
伊勢市にも影響があります。
このことについても、中部電力株式会社に対し、操業の見直しや安全の確保について申し入れを行いました。
そして、これまで国のエネルギー政策や電力会社に任せっきりで、お金さえ払えば、
電気はどれだけでも使っていいものだという意識から、消費者である市民が電気の使い方について
考え、行動していくためのプロジェクトを始めていきます。