2011年7月6日水曜日

省エネと市役所のコスト@広報いせ7月号市長室から

「青葉風 参宮人の ほほなでる」


―先日、伊勢街道に行灯を灯そうというプロジェクトがあり、そこで投じた一句です。


 夏がやって来ました。 伊勢市では、「エネルギーの地産地消」をキーワードに、


自然エネルギーと省エネ対策を進めていくこととしています。


公共施設でのグリーンカーテンの取り組みを拡大するとともに、地域の防犯灯のLED化にも


取り組んでいきます。さらに、6月議会に補正予算を提案し、住宅用太陽光発電設置補助の追加や、


小・中学校における電力使用量の「見える化」、庁舎への遮熱効果のあるエコフィルムの貼付といった


電力需要対策にも計画的に取り組みます。




 また、市役所での節電対策として、庁内に「電気・エネルギー対策本部」を設置して、


職員から提案のあったさまざまなアイデアに取り組んでいきます。


省エネは、環境にも家計にも優しく、少し気を付けるだけですぐに効果が出る取り組みです。


例えば、エアコンの設定温度を少し高めに設定したり、使っていない電気製品のコンセントを抜くなど、


それぞれの家庭や会社でも省エネ対策をしてみませんか?




 さて、夏といえば宮川の花火大会が頭に浮かびますが、皆さんは花火大会にいくら税金が


掛かっているかご存じですか?


 今回、市役所の家計簿ともいえる仕事のコスト集(平成21年度)を発表しました。


ガラス張りの行政を進める「見える化プロジェクト」の一つです。


例えば、花火大会には22万人が来場、全体で5540万円の費用


(多くのご寄付をいただいて実施しています)が掛かり、来場者1人当たり252円となります。


そのうち約1820万円は税金が投入され、市民1人当たり140円の負担で賄われています。


また、市内11カ所の駐輪場には計2341台が収容でき、約360万円を掛けて整理・撤去をしています。


自転車1台当たり1520円が掛かる計算です。


ちなみに、今読んでいただいている広報いせは、年間126万部を発行し、配布費用を含めると


約1億3500万円の税金が使用され、1部当たり108円となっています。


情報公開を徹底し、職員のコスト意識の啓発と、市役所の仕事の民間委託も積極的に


進めていきたいと考えていますので、皆さんからの声もお待ちしています。


コスト集は、市役所や支所の窓口で配布するほか、ホームページにも掲載しています。


皆さんの税金の使われ方がどうなっているのか、ぜひ一度ご覧ください。





間もなく、子どもたちが楽しみにしている夏休みが始まります。


熱中症対策として水分をしっかり取るようにし、強い紫外線対策にも十分気を付けてあげてください。