2010年9月3日金曜日

昨日、定例記者会見を行いました。 9月議会に提案する補正予算としては緊急雇用対策が中心です。 短期雇用ですが約70名の雇用確保を目指す為に7000万円の予算を組んでいます。 抜本的な景気対策ではありませんが、国、県の基金を有効活用し、実施したいと考えてます。


また8月末に第一子(男の子)が助産院で誕生したことと、10月に3〜5日ほど育児休暇を取る考えをお話しました。 育児休暇については、妊娠中から、子育て支援や教育の事を政策として考える為にも育児を休暇を取ろうと考えていました。


しかし出産直後、この考え方があまりにも安易であった事が分かりました。 ひとつは母乳育児が簡単でない事。 母乳が出やすいように努力をしていくうち、乳房がだんだんと真っ赤にはれがってきました。 


助産師さんにお話を聞くと、お母さんの中には、乳児がうまく乳首が吸えなくて傷だらけになる方も少なくないとの事で、出産後の育児の大きな壁の一つとして授乳しやすくするための準備が必要との事。 


そして、妻が何気なく小さな声で「育児ノイローゼになる気持ちがわかるわ。」と、独り言を呟いていたこと。 これを聞いた時は驚いて、何も言葉を返す事が出来ませんでした。 


今回の初めてのお産は食事制限、体重管理も十分に準備していて、破水したものの陣痛から6時間もたたずに出産できて、助産院の方々の精神的な支えもある、本当にすばらしい環境です。


しかし、それ以上にお産によって気力、体力ともに消耗していました。 そして、出産後は元気でしたが、助産院を退院してから、自宅に帰ってくると、疲れがどっと出たのか、連日39度近い熱が出てしまいました。


妻は大学までテニス選手として、運動神経も体力も自信満々のタイプで、食事にもかなり気をつけていたので、出産後のことは大して心配をしていませんでしたので、現状の様子はまったくの想定外でした。


まだ体調不十分ですが、お互いの家族のサポートで毎日を過ごしていますが、数日だけでも家族の時間を大切にし、そして全国では乳幼児の虐待や産後うつなどの問題も増えてきていますので、すこしでもこの経験も活かしていきたいと考えています。







まだまだ調べる余地はあると思いますが、乳幼児の虐待に対する研究やサポートが広がっていない原因のひとつとして、これまでの男性と社会の関わり方や、政治家や行政の管理職に女性が少ない事も大きな要因になっているのでは? と感じはじめています。


昨日、女性職員の方々と意見交換をしている時にも、育児と介護の事についてお話を聞きましたが、これから日本が超高齢化社会に進んでいく中で、女性だけに家庭を任せていくには、何か見えないリスクが潜んでいるようにも思います。